幽霊支配人・アーカスの先行アディショナルカード評価

幽霊支配人・アーカス

カード名	ローテーション/アンリミテッド評価	レアリティ
幽霊支配人・アーカス	A / B+	レジェンド
クラス	タイプ	コスト
ネクロマンサー	フォロワー	7

進化前：6/6
【ファンファーレ】このバトル中、自分のリーダーは「自分が元のコスト3以下のフォロワーをプレイしたとき、それを破壊する。その後、ゴーストX体を出す。Xは「そのフォロワーの元のコストの値」である」を持つ。リーダーはこの能力を重複して持たない。

進化後：8/8

1コスト 進化前 1/1 進化後 3/3
【疾走】
場を離れるときか自分のターン終了時、このフォロワーは消滅する。

カード考察

7/6/6とバニラスタッツに近いスタッツを持っています。

能力は登場時にリーダーに重複しない能力を付与します。付与される能力は元のコスト3以下のフォロワーをプレイした時にそれを破壊し、元のコストの値分のゴーストを生み出す効果です。プレイ以外の方法で出してもゴーストを出せないことや、エンハンスコストで出しても元のコストが参照されることに注意が必要でしょう。

ラストワードやファンファーレを発動させながらゴーストを呼び出せるため、アンドレアルフスやデーモンイーターなどと相性が良さそうで、アンリミテッドではよろめく不死者の自壊手段にもなる点が強力そうです。

なお、月と太陽は「～としてプレイする」ではなく「～を出す」というテキストなので、恐らくこの能力の影響を受けません。

ローテーション

アンドレアルフスを破壊して即ドローしつつゴーストを2体出すなどの動きで相手のライフを直接狙いつつラストワードやファンファーレでアドバンテージを取る動きを取りやすくなります。また、2コストフォロワーを破壊してゴーストを展開しつつヘクターを場に出せばバフを受けて6点疾走打点を出しつつネクロマンス十分なら盤面処理も出来るといった状況にもしやすいでしょう。

場を固めてからヘクターを出すというこれまでのネクロの常識と異なった打点創出が可能になるため、ヘクターと絡めずに単純にリーサル調整として強いことも合わせてリーサルプランを幅広く考えられるようになりそうです。アイシャに頼らないゲーム勝利プランを増やすことも出来そうで、デッキ構築の幅も広がりそうだと言えます。

一方で場に出す瞬間はただのスタッツカードとなっており、進化を絡めなければあまり盤面に干渉出来ません。このため準備無しで容易に着地させるカードではないように思われます。また、効果は強力ですが、単体で即座にゲームを終わらせるような能力ではなく、その後のゲーム展開を優位にしやすい程度の効果のように思えます。

現環境ではエンドカードのパワーが低過ぎて長期戦になった場合に全包囲的に不利になりやすいネクロのパワーを補強するカードとしては魅力的ですが、中盤の多面干渉カードの不足などといった問題の解消には役に立たず、ネクロを上位Tierのデッキに押し上げる程のパワーは無いように思います。

ミッドレンジネクロの新アーキタイプとしてアーカス入りのものが生まれること自体は間違いないと思いますが、上位メタの一角に入ってくる程ではないと判断し、評価はAとしています。

アンリミテッド

アンリミテッドで盤面干渉効果の無い7コストカードとしては能力がかなり地味です。

7PPはゲームの終盤に位置付けられることも少なくないと思いますが、そこで行う勝ちへの準備行動としては効果が弱すぎると思われます。

ただ、よろめく不死者の自壊に使えるなど小回りは効く効果で、長期戦にもつれ込ませれば他にエンドカードを採用しない構築でも単体でのゲームクローズも見込める能力ではありますので、コントロール寄りのネクロのフィニッシャーとして採用出来ないという程ではないでしょう。あくまでもおもちゃの域は超えないと思いますが、デッキの核になり得るカードではあると思いますので評価はB+としています。

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