『レヴィ―ルの旋風』(SOR)2Pick環境 事前攻略
皆さんこんにちは。当記事は、
「普段は構築メイン。息抜きに2Pickをやりたい」
という方向けに、今環境のアリーナ攻略を示したものです。
2Pickをやりこんでいる人も、今一度確認や予習のために読んでみてください。
1.2Pickの全般的なポイント
ポイント1.弱いカードを避ける枠、強いカードを取る枠を決める
・シルバー&ブロンズ枠では、序盤に使うためのカードを確保しつつ、弱いカードを避けるようにする
・ニュートラル&ゴールド&レジェンド枠では、4枚の中での最強のカードや、最も欲しいカードを含むペアを取る
2Pickでは、レアリティごとに全部で何回出るかが決まっています。
ニュートラル…2回 ゴールド&レジェンド…3回 シルバー…4回 ブロンズ…6回
そして、Pickする中で、
・序盤(1~3ターン目)に使うためのカード…11~15枚程度
・中盤(4~6ターン目)に使うためのカード…6~10枚程度
・進化が切れた後に決着をつけるためのカード(7ターン目以降)…6~10枚程度
これら3種類のカードをバランスよく確保しなければなりません。また、他のゲームのドラフトと違い、2枚ペアを取っていく、というゲーム性の関係上、取りたくないカードもデッキに強制的に入ってしまう、というストレスがあります。
そのため、冒頭で述べたように、枠ごとにメリハリをつけてPickをしていくといいでしょう。
ポイント2.進化を強く使う
2/2や3/3を進化させた場合と比べ、サイズの大きなフォロワーや、進化時能力持ちのフォロワー(例えば《ブルームキャバリエ》《ラミエル》など)を進化させた方が、このゲームでは圧倒的に優位に立てます。2Pickでは、進化を強く使えるカードは限られているので、優先的に取りましょう。
ポイント3.除去とドローカードは重要
デッキに強力なカードが入っていても、使えないまま負けてしまっては意味がありません。
・強力なカードを使えるターンになるまで確実に耐えるための除去(相手のフォロワーを破壊・消滅したり、ダメージを与えたりするカード)
・強力なカードを引く確率を上げるドローカード(「カードを〇枚引く」と書いてあるもの)
・強力なカードを増やせるコピーカード
は、強いカードをたくさん使える確率を上げる、という意味で、どれも非常に重要です。
ポイント4.完成デッキを確認。低コストカードの量に合わせたマリガンをする
昔の2Pickは「とりあえず低コストカードを多めに取る/低コストは必ずキープする/事故らなければゲームができる」という風潮でしたが、最近はカードパワーが上がっているので、序盤のマナパスのみならず、中盤の動きが弱いことも敗北に直結します。
どの程度をいわゆる『事故』と呼ぶのかは人によっても違うのですが、ここでは、わかりやすい目安として、「進化ターンまでに、低コストカードを半分より多く引いてしまうと、以降のゲームが厳しい」というラインを提案しておきます。例えば、最初のドローの8枚中5枚、低コストカードを引いてしまうと、中盤~終盤で使える残りのカードは3枚ということになります。ある程度トップをアテにするとしても、以後のゲームプランが立てづらくなるでしょう。
ですので、デッキ完成後にグラフを見て、低コスト(目安として3コスト以下)の枚数を合計してみましょう。
・低コストカードが合計10枚程度の場合、全力でマリガンをして探す
・低コストカードが合計15枚程度の場合、3枚中1枚は、中盤に使えるカードをキープしてもよい
・低コストカードが合計20枚程度の場合、マリガンではあえて低コストをキープせず、むしろ中盤用カードをキープする
(低コストがデッキに多すぎる場合は、引き直せると考えて、マリガンで戻す、ということ)
私がマリガンをする時は、もうちょっと複雑なことを色々考えているのですが、とりあえずアリーナを走る、ということが目標の場合は、上記を意識するだけでも、事故負けのストレスがかなり減るはずです。
2.『レヴィ―ルの旋風』環境のポイントについて
ポイント1.乗り物が過去のカードの価値を変える
新しいメカニズムである「乗り物」が登場したことで、過去のカードの価値を大幅に見直す必要が出てきました。考え方としては、守護、突進を付与できるため、それ以外の能力を持つフォロワーが全体的に使いやすくなったと言えます。
・必殺や疾走、ドレインを持つフォロワー
・進化時能力やファンファーレは優秀だが、スタッツが低いことが欠点であったフォロワー
・スタッツに関係なく除去ができるカード
・アミュレットを参照するカード
などは使いやすくなるので、価値が上がります。反対にやや価値が下がる例としては、
・レンジの狭まるダメージ系の除去
・5面全て空いていることが前提になるようなカード(ゴブリンスクラム等)
・もともと守護や突進を持つフォロワー
などが挙げられます。
ポイント2.乗り物をうまく使うためにフォロワーを重視する
乗り物カードの特徴として、「出せるフォロワーがない場合は、盤面にあっても意味がない」ことが挙げられます。そのため、同程度の価値のカードで迷った場合は、フォロワーを取るようにして、デッキのフォロワーが少なすぎるという事態は避けましょう。
特にロイヤルは連携というメカニズムを持つので、この点がなお重要です。
ポイント3.リーダーランキングを意識する
環境初期のリーダーランキングは、以下のようになると私は予想しています。
なお、単純なカードパワーだけでなく、使いやすさやわかりやすさも加味しています。
(10/3追記)
ロイヤルをtier2予想から、使用感をもとにtier1に
ネメシスをtier3予想から、使用感をもとにtier2に
それぞれ変更しました。
Tier1
ビショップ…新カードが軒並み強い。弱点だったドローカードの少なさが補強された。
ネクロマンサー…新カードが軒並み強い。弱点だった疾走の少なさが補強された。
ロイヤル…横展開が処理されなかった場合のパワーが相変わらず強力。
Tier2
ネメシス…半年間アーティファクト関係のまともな新規カードを与えられず、リーダー特性を非常に活かしづらくされてしまっている状況。しかし、ゴールドとレジェンドは相変わらず強力。
ヴァンパイア…残るカードの質がそこそこ良い。新カードは、これまでにない性質だがうまく使えば強力なカードが多い。
ウィッチ…Pick方針をほとんど変えなくて大丈夫なので、FOHでやっていたような人は使いやすい。
Tier3
エルフ…ブロンズとシルバーにドローカードがない。アグロ戦術・コントロール戦術どちらかに特化させると、アリーナでは5勝がしづらい。
ドラゴン…ドローとゴールド・レジェンドは十分に強力だが除去の性能が全体的に低く、中盤で苦労する。
そのため、同程度の評価のカードで迷った場合は、ビショップやネクロマンサーに対して強いカードを優先して取るように心がけてもいいでしょう。
3.『レヴィ―ルの旋風』環境の新カード寸評
ブロンズ・シルバーの中でも、ゲームに与える影響が大きそうだ、というものや、使い方に一工夫必要だ、見落としたら大変だ、というものに限って挙げます。
エルフ
アクセラレートした際に相手のフォロワーを破壊できるので、大型フォロワーに対して強力です。あなたがコントロールのようなエルフを使う際は、《喝采の獣使い》と《笑顔の破壊者・カーマイン》の二択を、心理的に相手に迫ることができます。
ファンファーレと、アミュレット参照能力が強力です。もし4ターン目に進化を含め効率よく使いたい場合は、このカードに加えて2コストのフォロワーを用意しておく必要があるので、その点に注意しましょう。
・盤面から消えるカード2枚を使ってプレー回数を2稼げるので、コンボの起点になること
・アミュレットシナジーのために使えるカードがブロンズではこれだけであること
など、他のカードの欠点をうまく補えるような性質を併せ持っているので、見た目以上に活躍すると予想しています。
乗り物に乗ったフォロワーを効率よく処理でき、エルフが苦手としていた3/3/3への対処も容易になりました。余った蜂は盤面に残るため、次のターンの動きを制限できます。
ロイヤル
性能的にはゲルトに一歩劣りますが、連携5は非常に早く達成できるはずなので、かなり有用な3コストフォロワーです。
2/2の兵士にバフをつけると、先攻では相手の2/2を一方的に倒せるので、強力です。ロイヤル相手にはこのカードを警戒して、なるべく兵士をトレードしましょう。
デメリットがなかなか大きく、特に2コスト3点除去で取られてしまうと、著しく不利なゲーム展開になります。しかし、『駿馬』という乗り物を供給できる唯一のブロンズカードです。
メリットがデメリットを上回るかどうか、ちょっと使ってみないとわからないというのが正直な感想です。
今までは居合の真髄を半ば無理やり取っていましたが、このカードのおかげでドローカードが2種類になりました。偉い。
ウィッチ
実質的に7コスト3/5を3体展開するカードです。フューチャービジョンが出にくくなるので、こうしたフォロワーも意識的に確保するようにしましょう。
序盤は3点除去として使え、20枚以下になればほとんどのフォロワーを除去できます。乗り物環境ではダメージが大きい除去は非常にありがたいですし、これまでアブソーブスペルに頼りきりだった大型フォロワーの対処も少し楽になります。
1/2ながら、デッキ20枚の達成を早めることと、乗り物の供給用カードと、重要な役割を2つ持っています。積極的にPickしましょう。
ドラゴン
6/6守護を持ち、3点除去を2体分飛ばす、と、足し算上はドラゴンの中で最強のカードです。アクセラレートも、序盤をしのぐために頻繁に使われるでしょう。
ドラゴンにはディスカード・シナジーがあるので、生成したアミュレットは、場に出すか、ディスカードのコストにするかを選べます。ディスカードに用いた場合は実質的に手札を損しないため、序盤にアグロのような動きをしても息切れしづらくなります。
ネクロマンサー
前環境では受けに回ると自分から攻めれない場合も多かったネクロマンサーですが、今環境では良スタッツの2枚コンボを手に入れました。処理しづらい上に、処理されてもフェイスダメージが残ります。
ついでに4コスト8点という最強の疾走カード、1コスト3ドローという最強のドローカードも貰いました。ただネクロマンスの消費が大きいので、墓地の使い方を考えながらゲームする必要はあります。
+2/+0突進というのは、ネクロではやや活かしづらいかもしれません。3/3/3につなげて3/5/3にしたり、ゴーストのパワーを強化したり。盤面管理よりも、打点伸ばしに使う場面が多くなるでしょう。
ヴァンパイア
どちらも単独で強いだけでなく、序盤に乗り物にのってしまった相手カードとも効率よく交換できる、という点がポイントです。
突進や必殺と合わせれば、結晶モードの3パスのデメリットは楽に帳消しにできます。ヴァンパイアは5~6コストの強力なカード(ラッシュインプやネレイア等)が他にも多いので、6ターン目の解放と合わせてほぼゲームを決めてしまえることが多いはずです。
乗り物に乗った場合は、このカード自身が強化されてPP回復、という処理になります。6コスト6点という疾走ダメージは、従来であればゴールド・レジェンドクラスの性能です。
自分が不利な時はアクセラレートで除去ができるため、両方の能力が弱点を補完し合う形になっています。
ビショップ
スタッツはいまいちなので5ターン目のカードには換算しづらいですが、2~3コストのアミュレットと合わせると中盤で強いカードです。
7コストで実質的に11点ものダメージを吸えるため、ネクロやヴァンパイアなどの疾走カードの打点を受け止めきることができます。ランダム除去に弱いことが予想されますので、なるべく他のアミュレット開放と合わせたいカード。
軽量守護2種類を得たので、ドローソースが少ないという弱点を補いつつ、守護コンボも非常に成立しやすくなっています。
Tier1予想のネクロ・ビショップにおいて体力4以上のキーカードが多いので、このカードが5コストの全体除去として機能するか否かは正直疑っています。どちらかというと、9コストモードを連打して相手のリソースを枯らすことに意義がありそう。
レジェンドですが『ラー』との組み合わせはずるすぎます。
ルーレットヴァンパイア、それからブレッシングバードと比較するとだいぶ劣りますが、それでも3ターン目の結晶候補としては十分に強いです。
ネメシス
構築でもよく使われており、前期の2Pickでも最優先Pickされていたこれらのカードが引き続き強力です。
それを前提に
ストリングマイスターは、6コストで破壊カウントを5稼げるカードです。人形を既に所持していれば、1コストで4稼げるので、相性のいいゴールド・レジェンドが取れている場合は、できるだけ枚数を入れたいカードです。
廃品の選別は、本当にうまく決まれば2コストで5枚ドローという前代未聞のスペック。1,3,5にアーティファクトが多いので、その点でもドローソースとして優秀です。並べてみるとわかるのですが、ストリングマイスターを拾うのも、非常にいいです。
最後に
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
主にこういう短い記事は2Pickに慣れていない人向けという点が大きいのですが、「それでも毎回読んでくれる人のために、何か、他の人が言っていないことを書こう」というのは意識しており、今回はあまり明確化されていないマリガン基準について、さらっと書きました。
要望があれば以前のような詳細な点数表、他の記事も作ってみるかもしれませんので、是非記事の感想や反響をいただければ幸いです。
執筆者プロフィール
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