Shadowverse 4th anniversary オールスター2Pick攻略 第1回 デッキ作成の基本
どうもこんにちは。ZEROです。
月日が流れるのは早いもので、ついこの間Shadowverseがリリースしたと思ったら、もう4周年。大学に入学していた人は卒業をし、当時新社会人だった人はそろそろ結婚や昇進を考える時期ですね。
既に全てのカードプールが公開され、全貌が明らかになっている今回のオールスター2Pickですが、皆さんの注目のカードは何でしょう。個人的な注目カードは、現在の2Pick環境でも猛威を振るっている《ゴブリンスクラム》と《神託の大天使・ガブリエル》。
《ゴブリンスクラム》に関しては、バハムートなどの強力な対策手段と、《レイサム》や《ギルネリーゼ》など昔の強力なカードとのコンボが併存していて、強力カードでありながらも、直近の2Pickとはまた違った使用感になるでしょう。《ガブリエル》は、フォロワーを盤面に残せばどのリーダーからも飛んでくる可能性があり、なおかつ通常の2Pickより出現率が高いことが予想されますので、常に警戒が必要になるでしょう。
また、歴代の2Pick環境を支配した、地味ながら強力なニュートラルカードも採録されています。
これらのカードも、余裕があれば頭の片隅に置いておき、特に押しているときは返されない盤面作りを意識しましょう。
今回のオールスター攻略は、「デッキ作成の基礎」「7つの分析」「点数表」に分けて行っていく予定です。
オールスター2Pickを遊ぶつもりだけど、普段は構築ばかりでPickは不慣れ……という方や、そもそもやったこともない……という人でも、一連の記事を読んでもらえれば基本的なことは理解してもらえると思います。
逆に普段からPickで遊んでいるようなジャンキーの方には少し物足りない内容かもしれませんが、今、世の中では、2Pickの原理原則をきちんと整理してある情報媒体そのものが非常に少ないので、感覚的に処理していた部分を今一度筋道立てて理解する、という意識で読んで頂ければ幸いです。
では早速見ていきましょう。
基本① 低コストフォロワーの枚数
2Pickでは30枚のデッキに対して、3コスト以下のフォロワーが合計13枚程度含まれているのが適正です。なお、2コストか3コストのどちらかに偏ってしまった場合は、マリガンで初手に欲しいものが来やすくなるような調整をするといいでしょう。
途中のPickの流れ次第で、カードパワーやその他の要因を優先することもありますが、ゲームに慣れないうちは、3コスト以下のフォロワーを合計13枚集めることを目標にするといいでしょう。途中の段階では、3コスト以下のフォロワーと、それ以外のカードで4:6程度の割合をキープできるようPickを進行させることが理想です。一部例外として、ロイヤルのように1コストフォロワーをある程度取るリーダーでは、合計14~15枚になってもいいでしょう。また、アクセラレートを持つカードも、「3コスト以下のフォロワー」の枚数に換算しても構いません。
3コスト以下のアクセラレートでフォロワーを出せるカードは、デッキの枠の圧縮ができ、またデッキを引き切った場合の最大値を上げることができるので、単なる低コストフォロワーよりも評価が高いです。
歴代の強力なカードを使えるのは楽しいことですが、2~3ターン目に動けなければ高確率で敗北してしまうゲームなので、低コストフォロワーとその他のカードの枚数比率は、Pick中常に意識しておく必要があると言えます。
基本② 進化を強く使えるカードを取る。そのためにドローを行う。
2Pickではデッキ30枚の中身を完全に自由に選ぶことはできません。しかし、先攻2・後攻3個の進化権は、Pickの内容に関わらず、毎ゲームで支給されるリソースです。
ということは、《カードとカード》のコンボを狙うよりも、《カードと進化権》のコンボを狙う方が、発動率が高く簡単だということになります。また、共通のリソースである進化を自分だけが弱く使った場合、その時点で不利な立場に立たされます。
ここでいう「進化を強く使えるカード」とは、自分がそのカードに進化を切って、相手が特に進化ボーナスのないフォロワーしか進化出来なかったような場合に、そのままゲームに勝ってしまうようなカードのことです。今回のプールで言えば、《レゾナンスハート・ツヴァイ》や《冥界の闘犬・ケルベロス》などが当てはまりますね。適切な除去カードを持っていない相手には、厄介な上踏みトレードを強要できるため、非常に強力です。
オールスター2Pickではゲーム終盤のカードの撃ち合い以外に、序盤にこうしたカードに進化を切られて終わってしまう、という決着も結構な割合で存在します。こういった、進化だけで勝てるようなカードは、終盤に進化を振れないリスクよりも序盤に進化できた場合のリターンが大きいので、積極的にPickしていきましょう。
また、《プリンセスナイト》や《純真の歌い手》のような序盤のドローカードを使って、進化ターンまでに引く確率を上げたり、コストが合えば《リアニメイト》による再利用や、コピー系カードでの水増しも効果的です。
基本③ 高コストの強力カードは重要
構築と異なり、決着ターンが遅い2Pickでは、7コスト以上の強力カード(以下、爆弾カード)も非常に重要です。
デッキに入っている爆弾カードの枚数次第で終盤のゲーム運びの余裕も変わってくるので、出現した爆弾カードは、低コストカードや進化権カードとのバランスを考えながら出来る限り取りましょう。
オールスターのカードプールを見てみると、まず6~7コスト程度で、進化権のない相手に複数交換を強いるような守護フォロワーは非常に強力です。
次いで、ややコストは重くなりがちですが、自分のフォロワーを展開しつつ全体除去ができるようなカードも、非常に強力です。現在の環境で活躍している《ゴブリンスクラム》や《爆炎の魔神》もそうですね。
もう一つ、爆弾カードのランクを明確に分ける指針は、「単独でも機能するか、それとも、他のカードがないと機能しないか」という点です。例えば《アーティファクトリメイカー》や《ギガントキマイラ》のような、性能を発揮するために他のカードの使用が前提となるような爆弾カードは、単独で強いカードよりも1ランク評価が落ちます。
こうしたカードは、Pickが進んで自分のデッキのイメージが出来上がった中~後半から、評価を徐々に上げて取るようにしましょう。
基本④ マナカーブは忘れろ
従来のゲームのリミテッド論では、「マナカーブに沿ったデッキを組め」というのがひとつの定石でしたが、シャドウバースでは、その必要性は薄れつつあります。
・2コストと3コストの比率が多少いびつでも、マリガンで調整可能なこと
・4コストカードの多くは、先攻と後攻で著しく価値が変わり、マナカーブの通過点として意識する意味が薄いこと
・5コスト以上のカードは、強力な場合コスト以上の効果を持ち、コスト自体の意味が薄いこと
これらが主な原因です。あえてコスト別の枚数の具体例を出すとしたら、中盤のカードが強力なオールスター2Pickでは、以下のようなバランスに留意しつつ、中盤のカードは5コストを頂点とするのが理想ではあります。5コストのカードは、進化ボーナス持ちをはじめとして、先攻でも後攻でも価値が等しくなるものが多いからです。
・1~3コストの低コストフォロワー…合計13枚程度
・4~6コストのつなぎのカード及び除去スペル…合計12枚程度
・終盤の7コスト以上+ノイズカード・コンボ専用カード枠…5枚程度
ただし、オールスター2Pickでは出現コスト帯が偏る場合もあり、必ずしもこの理想通りのデッキは組めません。7コスト以上が多くなり過ぎた場合は、ゲーム終盤での決着を意識して立ち回る。4コストが多くなってしまった場合は、進化権を確実に強く使えるように立ち回る。といった具合に、デッキに合わせて柔軟にプレースタイルを変えていきましょう。
理想のデッキは、達成しなければ不利になる指標、というわけではなく、理想のデッキを知った上でプレーに応用させていくための指標だ、と思ってください。
まとめ
・低コストフォロワーは、機械的に必ず取るわけではないが、Pick中常に意識する。
目安としてはデッキの4割以上を低コストフォロワーに。
・数多あるパワーカードの中で最も優先すべきは、進化を強く使えるカード及びドローカード。
7コスト以上のカードは、守護と全体除去能力、それから、単独で機能するか否かに着目すること。
・マナカーブの話は一旦忘れろ。低コストフォロワー13枚、4~6コストのフォロワー及び除去スペル12枚、それ以外のカード5枚程度の枚数比が理想だ。
今回のオールスター2Pick・デッキ作成の基本編はここまでです。最後まで読んでいただきありがとうございました。
続きが気になる方はリーダー別の記事や分析記事へ。さっさとバトルしたい人は、グランプリでまた私とお会いしましょう。
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