呪われし影・ヴァイディの評価と影響の予想
最終更新: 2019-09-16 00:56:40 編集:あるじ
シャドバの森羅咆哮の新カード「呪われし影・ヴァイディ」の事前評価です。カードの詳細や詳しいカード考察を掲載しています。
呪われし影・ヴァイディの評価と影響の予想
カードの詳細
進化前 | 進化後 |
---|---|
ローテ評価 | A |
---|---|
アンリミ評価 | C |
レアリティ | レジェンド |
クラス | ドラゴン |
タイプ | 自然 |
ステータス | 4コスト4/4(6/6) |
【進化前】 | 【ファンファーレ】影の侵食1枚を手札に加える。 |
【進化後】 | 【必殺】 【進化時】自分の手札の影の侵食すべてのコストを-2する。 |
影の侵食
タイプ | スペル(自然) |
---|---|
ステータス | 4コスト |
【効果】 | このバトル中、自分のリーダーは「自分のターン終了時、相手のリーダーにXダメージ。Xは「このバトル中に破壊された自分のナテラの大樹の数」である」を持つ。リーダーはこの能力を重複して持たない。 自分がこのバトル中に他の影の侵食をプレイしていたなら、ランダムな相手のフォロワー1体を破壊する。 |
カードの特徴
私の手が闇に疼く…早く逃げなさい。
あぁ、駄目だ…
影の侵食があまりにもテンプレ厨二シチュエーションを地で行き過ぎていて、反射的に突込みを入れたくなってしまう…
そんな感じで左手が闇に疼いている感じですが、これは厨二病ではなくガチのやつなので油断してはいけません。
本人は4/4/4と標準スタッツでありながら追加でコンセプトカードを手札に入れるメリットテキストを持っています。
ドラゴンクラスは竜の託宣を有しているせいか、これまで4コストフォロワーのスタッツには気を遣っており、煽りを受けたニュートラルも含めて4/4/4のカードはデスドラゴンしか存在しなかったのですが、ここへ来てマナレシオが吹っ飛びました。
手札に加わる影の侵食は自分のターン終了時に自分のナテラの大樹を割った数だけ相手にダメージを与えるリーダー付与効果を持っており、毎ターンバーンダメージを与えられる強力なテキストです。
これが本来4コストなのですが、ヴァイディに進化を切ると2コストになります。
また、ヴァイディは進化時にしれっと必殺を得るため、後攻4進化6/6で相手フォロワーを上から取りながら相手の上からのトレードを許さないカードとなっています。
さらに進化時に影の侵食のコストを2コスト下げる効果は1枚ではなく全ての影の侵食に適用されます。
影の侵食のリーダー付与効果は重複こそしませんが、2枚目以降の影の侵食はランダムな相手フォロワーを破壊する除去になるため、2コストで撃てればかなりアドバンテージが得られ、4コストでも少し相場より軽いぐらいでしょう。
これが地味にランダム除去なのも潜伏や選択不可フォロワーを利用したいデッキにとってはやや痛手になりそうです。
カード考察
いつナテラの大樹を割り、いつ影の侵食をプレイするのか
書いてあることは全部強いので、弱いカードでないことだけは間違いないですが、ドラゴンというリーダーは現在最下位に近い位置に居ながら大きく変わり得る程のカードはヴァイディしか貰えてないと言えるでしょう。
そのため、ヴァイディを絡めた動きがどれだけ強いかが重要になりそうです。
基本的にはナテラの大樹を割るためのPPや影の侵食をプレイしつつ最低限の動きを確保するため、PPブーストと絡めたいことが予想されます。
託宣ヴァイディが雑に強いことと合わせてもどれだけ重視するかはともかくある程度PPをブーストする構築と相性は良さそうです。
さて、ヴァイディ進化想定のかなり上振れた動きとしては
先攻2T荒野の案内人→3T旋風のプテラノドン→4Tテンポロスしない何か→5Tヴァイディ進化+侵食
というような動きが例として考えられそうでしょうか。
この流れで動ければ6T以降ナテラの大樹を割りつつ他の適正PPの動きも出来るため、先8か遅くとも先9辺りでゲームウィンが狙えるかなり強い動きになりそうです。
ここまで強くなくとも、ヴァイディに進化さえ切れれば、途中でPPブーストを2度も挟めれば侵食を6~7Tまでにロス無く打てる展開は希少では無さそうです。
ただし、ヴァイディは進化で単体にしか盤面干渉が出来ないため、先に横展開で圧力を掛けられていると場に出しにくいカードです。
このため、特にエルフのブルームスピリットあたりが絡んだ展開に対して置くと致命傷を負いかねないでしょう。
とはいえ、通常は5ターン目のヴァイディ進化までなら盤面干渉力が問題にはならないでしょう。
一方で6ターン目あたりからイモータルエレファントが絡んだ多面展開、エイラ後の横展開などが絡んで来始めるのでそこまでにヴァイディを引いておくのが強くゲームを進めるための条件になりそうです。
逆にヴァイディに進化を切れない場合、8PP使用してヴァイディ+影の侵食で詰める形が多くなりそうでしょうか。
相手からのリーサルが遠ければ2ターン計画の影の侵食で勝ちに行く動きなどが面白そうですが、盤面から火力が比較的高いデッキが多そうで難しさを感じます。
PP余りを利用してナテラの大樹を使うにしても、行動としてはガルミーユや乙姫、ネプチューンなどPPをかなり割く動きでしかテンポを維持できないと思われるため、最終ターンのバーストダメージはせいぜい5点程度しか期待出来ないように思います。
そして、ヴァイディを使用するためにある程度デッキを自然に染めるため、極端に打点特化した構築にすることは出来ません。
先攻で綺麗にテンポが取れている時などはこのリーサルパターンで間に合うこともあるかと思いますが、安定的なリーサルプランとして扱うのは難しそうに思います。
このため、ヴァイディに早期アクセス出来なかった場合に関しては別途サブプランを考える必要はあるでしょう。
大樹でのドローとも相性が良いですし、環境の速度に付いていける可能性があるのはPPブーストからのサタンでしょうか。
ただ、これはヴァイディ同様進化しても単体にしか干渉出来ない欠陥があり、ROG環境よりゲームスピードが速いことが予想されることもあり、やや筋の悪い勝ち筋と言えそうです。
総合すると、ヴァイディに早期進化を切れる場合は横展開が強いエルフや回復でリーサルをずらしてくるビショップあたりは厳しいかもしれませんが、それ以外のデッキに対しては有利に立ち回れそうには感じます。
一方でヴァイディを早期に引けなかった場合のリカバリプランが他の上位デッキ陣より弱いと感じるため、全体的なパワーとしてTier上位にはやや不足すると考えてローテーション評価をAとしています。
アンリミテッドでは自然シナジーを組み込んだドラゴンが活躍できる素地は整っていないと考えられるので、少しオマケの付いたデスドラゴン程度の価値しか発揮できないと考えているため、評価をCとしています。
今後の展望
ドラゴンのパワーが上がれば世界は変わる
ヴァイディ自身は雑に場に出しても大型疾走を手札に加えられる4/4/4のようなものですので、どう考えても強いです。
ベースの自然カード群も小型フォロワーが果たすべき役割以上を期待出来るカードが揃っているので優秀でしょう。
あとはヴァイディを引けなくても戦える手段をどう確立するかという問題になりそうです。
森羅咆哮環境に限らずこれらのシナジーは利用可能だと予想されるので、カード追加次第ではドラゴンが止まらないレベルのTier1になる可能性は十分にあります。
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