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【シャドウバース】8/30日更新!2017年8月30日ナーフ考察【魔将軍・ヘクター、ルナルの魔術師・プリス、豪拳の用心棒、緋色の剣士】

【シャドウバース】8/30日更新!2017年8月30日ナーフ考察【魔将軍・ヘクター、ルナルの魔術師・プリス、豪拳の用心棒、緋色の剣士】

最終更新: 2017-08-30 13:41:19

シャドウバースの2017年8月30日のメンテナンスで施行されるナーフ情報を考察しています。魔将軍・ヘクター、ルナルの魔術師・プリス、豪拳の用心棒、緋色の剣士に修正が入ります。

8月30日のナーフ内容

2017年8月30日のメンテナンスにて施行されるナーフの内容が発表されました。

ナーフの内容は以下のようになっています。

・ウィッチクラスのゴールドレア《ルナルの魔術師・プリス》の進化前の能力を下記に変更

「ファンファーレ 相手のフォロワー1体に「自分の他の手札のニュートラル・カードの枚数」と同じダメージ。」

・ネクロマンサークラスのレジェンド《魔将軍・ヘクター》の進化前の能力を下記に変更

「ファンファーレ ネクロマンス 8;ゾンビ2体を出す。(ネクロマンスしたかにかかわらず)ターン終了まで、自分の他のフォロワーすべては+2/+0されて、突進 を持つ。」

・ヴァンパイアクラスのブロンズレア《豪拳の用心棒》のコストを下記に変更

コスト5

・ヴァンパイアクラスのシルバーレア《緋色の剣士》の進化前の能力を下記に変更

「必殺 ファンファーレ 相手のフォロワー1体に2ダメージ。自分のリーダーを2回復。」

プリスはエンハンス削除、ヘクターはゾンビ生成がネクロマンス8で2体の決め打ちに変更、豪拳の用心棒は5コスト化、緋色の剣士はフェイスにダメージを与えられなくなりました。

これらについてもう少し掘り下げて考えてみたいと思います。

ナーフカードの考察

ルナルの魔術師・プリス

進化前:3/6
ファンファーレ 相手のフォロワー1体に「自分の他の手札のニュートラル・カードの枚数」と同じダメージ。

進化後:4/7
疾走

言わずと知れたニュートラルウィッチのフィニッシャーでした。

登場時に効果で相手フォロワーを1体処理しつつ、エンハンス7で出せば進化して4/7疾走になれるため、テーマデッキにすれば緩い条件でヴァンパイアのエメラダのように使えるカードだったと言えます。

ニュートラルウィッチはあまり目立った実績を残してはいなかったように思いますが、ランクマッチでの勝率は他のデッキと比べて高かったようです。低コストから動かしていくニュートラルウィッチが比較的プレイ分岐の少ないデッキということもあって平均的に高勝率のデッキとして君臨出来ていた面もありそうです。

素直に取ればランクマッチで高い勝率を誇っていたことがナーフの原因なのかもしれませんが、ウィッチと言えば大会では秘術ウィッチの方が圧倒的に結果を残しており、そちらがノータッチでプリスだけナーフされるというのは少し違和感がありました。

ですが、ニュートラル系のデッキがあまり猛威を奮っていないのはヘクターというストッパーがいるおかげで雑に盤面を取っているだけでは勝てないという現状が少なからず影響していると個人的には考えています。

このため、プリスのナーフは単にニュートラルウィッチが強いからというよりは、ヘクターナーフ後相対的に浮上するニュートラルデッキのうち飛び抜けて強かったニュートラルウィッチをナーフ前に抑えておくという判断なのかなと邪推しています。

ナーフ内容のエンハンス削除はかなり致命的なナーフだと言えます。実質、守護のないヘクトルといったところまで落ちたと考えられ、そもそもニュートラルウィッチを選択する根拠がこのカードであったことも考慮するとニュートラルウィッチというデッキタイプそのものが次期環境ではあまり見られなくなるのではないかと推測しています。

魔将軍・ヘクター

進化前:5/6
ファンファーレ ネクロマンス 8;ゾンビ2体を出す。(ネクロマンスしたかにかかわらず)ターン終了まで、自分の他のフォロワーすべては+2/+0されて、突進 を持つ。

進化後:7/8

もう少し早く台頭していれば先月末にナーフされていたであろうカードでした。

言うまでもなくミッドレンジネクロのキーカードで、このカードの有無がゲームの勝敗に直結することも少なくありませんでした。

ナーフ内容は一部で囁かれていたゾンビ発生のネクロマンスを4にするという効果よりもさらに重く、墓地が8無ければゾンビは一切沸かないし、墓地がどれだけあっても8消費でゾンビは2体しか沸かない仕様になりました。

攻撃力+2のバフと、同ターン中に先出ししたフォロワーへの突進付与は健在ですし、ネクロマンス8で4/2ゾンビが突進するというのは十分強力な効果ですので、環境から完全消滅することは無さそうです。

これまではヘクターを積まないネクロデッキは余程ピーキーなものしか存在し得なかったわけですが、このナーフによって、ヘクターは有力な1フォロワーぐらいまでは落ちたのではないかと思います。

ヘクターナーフ前は後攻6で骨の貴公子やボーンキマイラを並べたところで上からヘクターで蹂躙されることで後攻側は受けのヘクターを持って無ければどうにもならず、握れていたとしてもまだ不利な局面が続いていたわけですが、このヘクターのナーフによりある程度有利な盤面を作っておけば後攻からでも勝てるようになったことが想像されます。

また、これまでは破魂の少女を中盤に使いながらヘクターを出すことでお手軽に盤面圧勝出来ていましたが、ネクロマンス8がゾンビを出す最低要件になったので、墓地管理をかなり要求するようになりました。ナーフ前もかなりテクニカルなカードではありましたが、ナーフ後はさらにテクニカルなカードとなり、使い方のバリエーションもかなり想定出来そうです。

このように、ネクロを使う面から考えるとヘクターは依然強力なカードであり、ミッドレンジネクロも依然強力なデッキとなることが予想されます。このため、ミッドレンジネクロは形をある程度変えつつもTier上位に残留すると予想しています。

一方で、これまでヘクターのオーバーパワーによって、ミッドレンジ系の盤面を取るのが強いデッキ群がこれまでやっとの思いで取った盤面をヘクター1枚で奪われ、人権を失くしていました。ヘクターのナーフはそれらのデッキが人権を取り戻す切っ掛けになり得ると考えられます。

その手のデッキの代表例としてミッドレンジ気味に組んだニュートラルウィッチが挙げられたわけですが、これを台頭前にプリスのナーフでバッサリと切り捨てたのは英断かもしれません。

ともあれ、ヘクターのナーフは大きく環境に影響を及ぼすことが考えられ、新弾までに環境は完全には固まることなく動き続けるのではないかと予想しています。

豪拳の用心棒

進化前:3/4
ファンファーレ 体力3以下の相手のフォロワー1体を破壊する。復讐 状態でないなら、自分のリーダーに2ダメージ。

進化後:5/6

全てのヴァンパイアデッキに投入されていると言っても過言ではないでしょう。

運営的にはアグロヴァンパイアや復讐ヴァンパイアの先攻有利を助長する点がかなりネガティブだったようです。

ほとんどの4コストで1:N交換出来るフォロワーは進化を前提としたカードであるなか、豪拳の用心棒は進化無しでも優秀だった点が特異でした。

豪拳の用心棒の強みは4コストであったところで、ナーフで5コストになってしまうと今回同じくナーフを受けた緋色の剣士と比べて相当に見劣りのするカードになったと言えそうです。デッキに積まれなくなるレベルの強烈なナーフだと言えるでしょう。

ただし、ナーフ前の豪拳の用心棒は強力ではありながらも、多くのデッキにおいては進化権があるターンであればワードローブレイダーなどで代用して致命的なデッキパワー低下には繋がらないように思えます。一方で復讐ヴァンパイアは自然に復讐入りするための有効なパーツを失ったのが痛いため、大きく方針転換する必要がありそうです。

総合すると、ヴァンパイアデッキ全体が若干のパワーダウンを余儀なくされつつも、微調整で環境に残ることが想定され、大きな影響は発生しないのではないかと予想しています。

緋色の剣士

進化前:2/4
必殺
ファンファーレ 相手のフォロワー1体に2ダメージ。自分のリーダーを2回復。

進化後:4/6
必殺

便利ではあるものの、なんでナーフしちゃったの?と突っ込みたくなるぐらいの優等生系カードでした。

他のカード群と比べれば稼いだヘイトの量、環境変化で稼いでしまいそうなヘイトの量などはかなり少ないように思います。

ナーフ内容もフェイスに打点を飛ばせなくなるという微弱体だと言え、使い勝手がかなり悪くなることは予想されつつもデッキにはそのまま残り続けそうです。テキストを見る限り、場に相手フォロワーがいなくても2点回復は処理されそうなので、相手がフォロワーを渋って打点スペルだけによるリーサルを試みている時の延命という役割も依然として果たせそうです。

ただし、フェイスに打点を飛ばせなくなったことでコントロールヴァンパイアのエメラダ昏きからのリーサルムーブに組み込めなくなった他、アグロヴァンパイアの最後の押し込みとしても使えなくなるなど、ヴァンパイアの勝率を割と嫌らしく削ることになるナーフになりそうです。

アグロヴァンパイアが緋色の剣士を採用する理由は後攻からアグロデッキを捲るのにも使える直接火力だったからという面もあり、かなり後攻勝率にも貢献していたはずなので、アグロヴァンパイアの先攻有利をむしろ助長するナーフにならないか心配です。

直接火力としての評価を重視した構築では代用カードに差し替えられる可能性がある一方で、盤面への影響力は健在なのでそのまま積まれることも多いでしょう。

環境への影響としてはヴァンパイアの勝率を若干ダウンさせることと、それによりヴァンパイアの使用率を若干低下させることぐらいだと想像されます。

ナーフ後環境について

ミッドレンジネクロ、各種ヴァンパイアがパワーを落とし、ニュートラルウィッチが優位性を失うナーフだと言えそうです。

これらのデッキがパワーを落とすことでそのまま繰り上がってくるデッキとして、大会で良い結果を残しているデッキから考えるとランプドラゴン、秘術ウィッチ、潜伏ロイヤルあたりが挙げられそうです。

特にランプドラゴンは明らかな人気デッキであり、ヘクターがバハムートを処理出来なくなったことも受けてネクロへのナチュラルな勝率が向上したと考えられ、環境の上位として間違いなく名を馳せそうです。

秘術ウィッチは強力なデッキですが、今回弱体化するネクロに強く、今回さらに勢力を伸ばしそうなランプドラゴンには弱いため、勢力を拡大するか縮小するかは揺蕩っていると言えそうです。

潜伏ロイヤルは下旬ぐらいから突如勢力を伸ばし始めたため今回のナーフを躱した形になりましたが、先攻優位性の権化みたいなデッキであることもあり、順当に行けば9月末にはナーフを免れない気がします。9月環境においてはメタり切りにくい気持ち悪さも強いデッキではあるものの、嫌われ方も含めて対策されるデッキにはなりそうなので、どこまで勢力を伸ばせるかは未知数だと言えそうです。

その他、現時点で話題になっているデッキとしては超越ウィッチとOTKエルフがあると思いますが、超越ウィッチは潜伏ロイヤルの台頭によりかなり勢力が翳っていますし、OTKエルフはヘクターのナーフと潜伏ロイヤルの台頭を受けた死の祝福の復権の煽りをモロに受けそうです。このため、これらの2勢力に関してはどちらかというと勢力の縮小が起こると予想しています。

あとはヘクターによって人権を失っていたミッドレンジ系のデッキがどれぐらい復権するかというのがありますが、潜伏ロイヤルに対する強さもあり、ミッドレンジ気味のロイヤルなどはかなり復権するのではないでしょうか。

第6弾カードパック以降のカード能力のデザイン方針の変更とは?

今回のナーフの経緯として、公式が発したお知らせには「第6弾カードパック以降のカード能力のデザイン方針の変更と、そのために必要な8月末のカード変更」という文言がありました。

今回のナーフは、

「特定のクラスや戦術を底上げするために強いカードをデザインする」ことをこれから見直していくため、「特定のクラスや戦術を底上げするために強いカードをデザインする」ために作った強すぎるカードであるこれら4枚をナーフする

という趣旨とのことです。

新弾以降では、新デッキを作るための強力なカードは出すものの、(ディスカードドラゴンのように?)既存の推しアーキタイプだったデッキをあからさまに強化するためのカードは作らないということでしょうか。

今回ナーフされたカード群は、

  • プリス…ニュートラルウィッチを推し過ぎた
  • ヘクター…不遇なネクロを強くするために強く作り過ぎた
  • 豪拳の用心棒、緋色の剣士…不遇なヴァンパイアを強くするために雑に強過ぎるカードを作り過ぎた

というような捉え方が可能かと思われます。

プリスを強くし過ぎたことで、ニュートラルクラスに適切なテコ入れが出来ないとか、ヘクターがいるためにネクロに何を追加してもヘクターデッキになってしまうとか、ヴァンパイアに何を追加してもこの2枚がレギュラーカードとして入ってしまうとか、そういったことをむしろ懸念したナーフだと言えるのかもしれません。

じゃあ、水竜神の巫女はどうなのかとか何とか線引きの難しい問題ではあるので、今あるカード群がどうなっていくのかに関しては引き続き粛清もあるのかもしれませんが、ともあれ、救済のために雑にただ強カードを作ることは辞めますという運営の宣言のようにも取れます。

パワーの低いカードだけで構成されるゲームは爽快感がなく、どんなにバランスが良くても支持を得ることは困難なことは開発チームも熟知していると考えられるため、よりシナジーを重視したゲームになっていくのかもしれません。

今回のナーフのお知らせは今後のシャドウバースの展開をふむふむするためになかなか深読みしがいのある材料で楽しいのですが、ともあれ新弾から開発方針を変えるとのことを楽しみにしていきたいものですね。

執筆者プロフィール

テンポエルフの創始者でエボルヴ環境初日にMasterランク1位や数々の大会で結果を残している実力派プレイヤー。JCG Shadowverse Open 3rd Season Vol.15優勝。

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1 名無し

これだけつまらなく無駄な記事を書けることもまた才能

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