JCGから見る上位プレイヤー達の動向2017年6月1週(Tier/デッキ/リーダー)

最終更新: 2017-06-07 16:04:52
シャドウバースの大会JCGで使用されているリーダーやデッキの傾向から環境やTierを考察しています。2017年6月3日~6月4日のJCGグループ予選を参照しています。
JCGから見る環境考察 2017年6月1週
6月3日~6月4日のJCGグループ予選のデータを集計し、環境をざっと見てみたいと思います。
リーダー分布
該当期間のリーダーの分布は以下のようになっていました。(小数点以下四捨五入)
クラス | 使用率(前回との比較) |
---|---|
ネクロマンサー | 36% (+1%) |
ビショップ | 18% (±0%) |
ドラゴン | 18% (+5%) |
ヴァンパイア | 14% (+3%) |
ウィッチ | 6% (-4%) |
エルフ | 5% (-4%) |
ロイヤル | 4% (±0%) |
※四捨五入しているので100%にならないことがあります。
かなり明暗が分かれた感じです。
ネクロビショップはほぼ変わらず。ドラゴンは数を伸ばし、ヴァンパイアも数を伸ばしました。
一方でウィッチとエルフが数を減らし、ロイヤル水準に近づいて来ました。
ウィッチやエルフは強い人がそこそこ回している印象があるのですが、プレイング要求が高いクラスということもあり人気はかなり低迷しているようです。
デッキ分布
使用されていたデッキの種類も細かく見て行きましょう。デッキ判定はざっくり行っていますので大まかな目安だと思って頂ければと。
ネクロ
種類 | 使用率(前回との比較) |
---|---|
ミッドレンジネクロ | 81% (+3%) |
ネフティスネクロ | 13% (+1%) |
アグロネクロ | 5% (-3%) |
アグロネクロが多かったのはやはりナーフ直後の不安定期間をアグロで駆け抜けようという勢力が大きかったようで、かなり数を減らしました。減った分は概ねミッドレンジネクロに吸収されたようです。
ミッドレンジネクロはナーフ後環境でも絶対王者として君臨しそうですね。
ビショップ
種類 | 使用率(前回との比較) |
---|---|
イージスビショップ | 78% (+1%) |
疾走ビショップ | 14% (-1%) |
セラフビショップ | 5% (-1%) |
陽光ビショップ | 2% (+2%) |
ビショップはそこまで大きな変化はありませんでした。
セラフビショップ系がやや数を減らし、前回は存在しなかった陽光ビショップが出てきているのは特筆すべきところかもしれません。
次回も一定数いるようであれば、環境内で何らかの勢力となっていると考えられますが、どうなるものか、注目したいところです。
ドラゴン
種類 | 使用率(前回との比較) |
---|---|
ランプドラゴン | 91% (+6%) |
OTKドラゴン | 7% (+2%) |
前週は様々な型のドラゴンが少数ずつ勢力を作っていましたが、それらの大半は淘汰されランプドラゴンとOTKドラゴン(パチンコ)だけが生き残りました。
全体的なバハムート採用数も伸びており、マナ加速してバハムートという勝ち筋を重く見たランプドラゴンがかなり復権した感があります。
…ランプバハムートが跳梁跋扈するのではライトニングブラストのナーフの意味はあまり無かったのでは(小声
ヴァンパイア
種類 | 使用率(前回との比較) |
---|---|
アグロヴァンパイア | 35% (+1%) |
コントロールヴァンパイア | 34% (+1%) |
復讐ヴァンパイア | 31% (-1%) |
ヴァンパイアの比率はほぼ変化ありませんでした。
ナーフ後環境初期の傾向でアグロヴァンパイアが勢力を伸ばしただけかと思っていましたが、確固たる勢力として確立したようです。
実際にランクマなどを回していてもアグロヴァンパイアと復讐ヴァンパイアは同程度の数がいるように感じますね。コントロールヴァンパイアに当たった記憶はありませんが、コントロールが増えるのは大会補正ですかね。
余談ですが、イージスビショップで気持ちよく連勝している際に5ターン目にエンハンスバフォメットを出され、テミスも引けてなかったのでメイルストロームサーペント警戒でライフを10以下にしないよう気を付けつつ自分の勝利条件を整えていたらアザゼル+ラウラ+鋭利で突然の死を迎えました。悲しみ。そんなデッキ天然記念物じゃないですかぁ(´・ω・`)
※アザゼルOTKのデッキ比率は1%未満です
ウィッチ
種類 | 使用率(前回との比較) |
---|---|
超越ウィッチ | 40% (-19%) |
ドロシーウィッチ | 37% (-3%) |
秘術ウィッチ | 16% (+16%) |
力場ウィッチ | 7% (+7%) |
ウィッチは全体の数はかなり減らしましたが、デッキタイプのバラエティは大きくなりました。
超越ウィッチがビショップ以外には大体不利問題のせいでかなり数を減らした感があります。
先週、数を増やすかもと言った力場ウィッチは確かに数を増やしましたが増え方は思ったよりかなり少なく、むしろノーマークだった秘術ウィッチが大復活しました。
ウィッチは研究熱心なユーザーが色々と頑張っている感じがありますね。
エルフ
種類 | 使用率(前回との比較) |
---|---|
OTKエルフ | 69% (+2%) |
白狼エルフ | 25% (-2%) |
テンポエルフ | 4% (+2%) |
冥府エルフ | 2% (+2%) |
エルフに関しては冥府エルフが少し顔を出した他は大きな変化は無しと言った感じでしょうか。
OTK要素の低いコントロールエルフは全てOTKエルフに姿を変えた模様です。
白狼エルフのレシピはちょいちょい見掛けるのですが、大会で好んで使われることは無いようで、一部の職人が愛用している感じになっていますね。
ロイヤル
種類 | 使用率(前回との比較) |
---|---|
ミッドレンジロイヤル | 62% (-11%) |
潜伏ロイヤル | 24% (+8%) |
コントロールロイヤル | 9% (+1%) |
アグロロイヤル | 2% (-1%) |
御旗ロイヤル | 2% (+2%) |
ミッドレンジロイヤルの勢力を潜伏ロイヤルがやや喰ったという感じですね。
ミッドレンジロイヤルの動きがやりたければネクロ使った方が良くない?という感じですので、特徴のある潜伏ロイヤルに勢力が流れるのは、さもありなんといった感じでしょうか。
他の上下動に関しては揺らぎの範囲内といった感じです。
Tierランキング
これらのJCGの採用率からTierランキングを作ると、このようになります。
- ミッドレンジネクロ
- ランプドラゴン
- イージスビショップ
- アグロヴァンパイア ↑
- コントロールヴァンパイア ↑
- ネフティスネクロ ↑
- 復讐ヴァンパイア ↑
- OTKエルフ ↓
- ミッドレンジロイヤル ↑
- 疾走ビショップ ↑
- 超越ウィッチ ↓
- ドロシーウィッチ
- アグロネクロ ↓
- 白狼エルフ ↑
- OTKドラゴン ↑
- 潜伏ロイヤル ↑
この辺りまでがよく見かけるデッキだと言えそうです。
全体で見ると非常に上下動が激しい週でした。結局ミッドレンジネクロとランプドラゴンがトップ2デッキとして元の鞘に収まった感じです。イージスビショップも含めたトップ3デッキがかなり圧倒的な割合を占めており、4位のアグロヴァンパイアの実に3倍の比率になっています。
上位3デッキの偏りが凄まじいことになっていますが、逆にTier2以降は僅差で大量に蠢いており、いつ順位が変動してもおかしくない状況です。
上位3デッキに関しては崩れる理由があまり見当たりませんので、群雄割拠の中から、あるいはそれ以外の新しいデッキが抜け出して地位を確立することがあるか、というのが今弾の環境の楽しみ方になりそうですかね。
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