オシリスの評価と影響の予想

最終更新: 2018-11-22 16:14:57 編集:あるじ
シャドウバースの新カードパック「Omen of the Ten / 十禍絶傑」のアディショナルカードに実装される「オシリス」の先行評価です。カード考察や相性の良いデッキ、ローテーション・アンリミテッドでの評価を掲載しています。
オシリス
カード名 | ローテーション/アンリミテッド評価 | レアリティ |
---|---|---|
オシリス | S / A | レジェンド |
クラス | タイプ | コスト |
ネクロマンサー | フォロワー | 4 |
進化前:4/3
【攻撃時】自分の墓地を+2する。
【ファンファーレ】自分の他のフォロワー1体は「【ラストワード】カードを1枚引く」を持つ。
進化後:6/5
【攻撃時】自分の墓地を+2する。
【ラストワード】【ネクロマンス】5;リアニメイト3、リアニメイト1
カード考察
4/4/3と標準スタッツでありながら美味しい効果を3つも持っています。最も優秀な効果なのは進化後のラストワードでしょう。墓地を5枚要求されますが、リアニメイト3とリアニメイト1でフォロワーを最大2枚出すことが出来ます。1/1/1と2/2/2あたりをリアニメイト出来れば盤面への影響力は甚大でしょう。
攻撃時に自分の墓場を+2出来る効果のおかげで後攻4で出したこのカードが効果を発揮できる点も特筆すべき部分でしょう。2コスト3コストと動いてこのカードを進化攻撃させれば盤面を全て処理された時点でちょうど墓地が5になり効果が発揮されます。
また、後攻4でかなり強いカードでありながら先攻で出した場合にもファンファーレ効果で場に残っているフォロワーにラストワード1ドローを付与出来るため、先4で出しても強いというのもかなり特筆出来ます。ネクロは先5ケルベロスがあるため、この効果が無ければ先攻では腐ることも多い点がややカードの評価を下げていた気はします。仮にドロー効果が無かったとしても先5進化でも十分に強いため、ケルベロスを引けなかった際のリスクヘッジにはなるのですが。
なお、フランを使った場合リアニメイト3で蘇るのが0/1になってしまいがちになりますが、リアニメイト1でフランの従僕を蘇らせられれば全く問題ないため、アンチシナジーという程のアンチシナジーにはなっていない点もグッドです。ただ、フランの呪いを選択しなければならない展開だと少しアド損が大きくなるため考慮が必要になりそうでしょうか。
ローテーションでの影響
後攻4の動きで強い動きは基本的にレディ・グレイ絡みだけだったのですが、レディ・グレイかオシリスどちらかを場に出せれば大きく盤面を取れるようになるため、かなり安定するようになりそうです。また、ケルベロスが引けるかどうかが勝敗に与える影響が大き過ぎる問題に関してもこのカードでもそこそこ強い動きを実現できるようになるのも良いです。中盤までの盤面形成というネクロの強みをより強く出来そうですし、グレモリーをリアニメイト1で蘇らせて手札回転のような器用な動きも可能です。気を付けるべきこととしてはオクトリスでラストワードを簒奪されてネクロマンス5を満たされてしまうとかなり敗色濃厚になる点が最も重要になってきそうでしょうか。消滅や変身なども苦手ですが、ラストワードを持っていなくても最低限の仕事をこなせるため、こちらは致命的とまではいいにくいでしょう。尤も、トップメタとなることが予想される聖獅子ビショップが消滅を持っているというのはかなり面倒なのですが。
なお、かなりネクロの強みを強化出来るカードだと思われますので、無理してでも3投したいカードになるとは思いますが、枠を考えるのはそこそこ難易度が高くなってきそうです。現行だとレディ・グレイへの依存が強いため、ネクロの2コストフォロワーは過剰気味に搭載されていますが、このカードをデッキに積むとレディ・グレイへの依存が減る他、ケルベロスのための強気マリガンなどの必要性も薄れるため2コスト帯を削ってのデッキインが有力になりそうでしょうか。そうすると後4でこのカードを引けた場合は良いですがレディ・グレイがある場合の強みが失われやすくなるため、マリガン、構築などの見直しはかなり重要になってきそうです。このカードがアーカスでゴースト化しないコストである点も2コストフォロワーとの互換で良いのかを考える根拠になるためネクロの構築が固まるまで少し時間が掛かるかもしれませんね。
なお、進化後の攻撃が6になり、ヴィーラ進化を自然に貫通出来るため、ネクロの弱みの一つであったヴィーラを突破しにくいという問題を改善してくれます。ラストワードで盤面にフォロワーを残しやすくなるのも合わせてヴァンパイアの一掃能力に対するメタにもなっており、ただでさえ肩身の狭そうなアディショナル環境でのヴァンパイアにさらに追撃を与えるカードだとも言えるでしょう。
ともあれ、アディショナル環境でのTier1候補であるネクロをかなり強化するカードだと言えるため、文句なく評価はSと言えるでしょう。
アンリミテッドでの影響
アンリミテッドではレディ・グレイ進化は回復も合わせて強力という側面が強くなるため、後攻での強さもローテーションと比べるとやや落ちて来そうです。また、先4で出す動きは弱くはないと思いますが、このカードを出して強い場面では骨の貴公子でも強い問題もあります。ついでに詠唱:禁じられた儀式が横行しているため、ビショップ相手だとそもそもネクロマンス条件を満たしにくいなどの弱みもあります。一方でこのカードの進化ラストワードと骨の貴公子やヘクターがかなり相性が良い点など強みにもなりそうです。ネクロマンス5で墓地を使い過ぎて死の祝福のネクロマンスに影響が出そうな問題は少し考えなければいけない気もしますが、自身攻撃で墓地+2、本人死亡で墓地+1、リアニメイト2枚で墓地+2となっているため、墓地使用は実は±0だったりはします。スカルビーストをネクロマンス出来れば普通のカードを場に出すのと同じ墓地消費になりますね。
ローテーションと比べると競合のパワーの高さとメタカードの多さからやや使用の必然性は低くなりますが、それでも有力な候補カードにはなると考え、評価をAとしています。
今後の展望
単純にパワーが異常に高いカードですので、このカードがローテ落ちするまでに使われなくなる可能性は低そうです。効果が強過ぎるためナーフされる可能性などはありそうですが、ナーフを受けなければネクロの基本カードとして末永く使われていくでしょう。
関連情報
新カードパック「Omen of the Ten / 十禍絶傑」情報まとめ
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